喜びの循環

自然派ワインを飲むようになって、どこかの時点から浮かび上がってきた疑問がありました。


僕たちワインの飲み手はワインを飲み、美味ぇ!と叫び、感動し、時には魂を揺さぶられ、喜びを得ることが多々あります。

そして、さらには会ったこともないワインの造り手に対し、心の底から『ありがとう』『お疲れさまでした』という想いが湧き上がってくるものです。


この想いを伝えたい!僕たちがこんなにも幸福感に満ち、感謝の念に包まれていることを知って欲しい。どうしたら沖縄で貴方のワインを楽しんでいる人間がいますよ!こんなに喜んでいますよ!ということを伝えられるだろうか?と。

★★★

話変わって、僕が仕入れる自然派ワインはほぼ全て流通のルートが極めてシンプル。

パポテペパンに並んでいる自然派ワインは、店と生産者の間には輸入元1社しかない。つまりワインの輸入元が生産者の元へ行きワインを買い付け、うちに売り渡してくれている。

飲み手の想いは伝わらないの図

(これが生産者が規模の大きい所だったりすると、そうはいかない。問屋や卸しや、仲買いやなんだと知らない人(会社)が間に入り、マージンをのっけていく。当然日本での販売価格は高く(=コスパが悪く)なるし、品質においてのリスクも増える。)蛇足。

★★★

生産者と飲み手の間には1者しかないけれども、先に述べた僕たちの想いというものは生産者には伝わらない。というか伝える術を知らない。

ワインは一方通行で生産者側からやってくるのに、こちらの想いは返せない。どうしたらいいのか?


こんな疑問が膨らんでいっている時に、パリ在住の自然派ワイン界のレジェンドにお話を伺う僥倖に恵まれた。
質問をぶつけてみるとレジェンドは『SNSにあげて下さい』とあっさりおっしゃった。

あまりにも簡単に、かつすぐにでも取り組める内容だったので正直、少し拍子抜けもした。
「あれ、そんなことでいいの?」と。しかし、考えてみればシンプル。
一方通行の直線だったものが、喜びの循環になった瞬間だった。



循環が生まれた瞬間

もしも自然派ワインを飲んだ時に、『あなたのワインは美味しかったよ』と生産者に賛辞を贈りたくなったとしたら、

SNSを利用して想いを伝えてみては?日本語であっても写真だけで、雰囲気はきっと伝わるはずです!押しつけがましいのは承知の上ですが、きっと生産者も嬉しいはず!!

ちなみに、SNSにアップする時は現地の言葉でハッシュタグなどを組み込むと、生産者も見つけやすくなります♪ぜひお試しを!ワインを飲む楽しみが広がりますよ~♪

例えばこんな感じ #papoter_pepin

2度ほど生産者と直々に繋がりまして、ワインが余計に旨くなりました。 しゅう